【詳細版】留学エージェントが留学生に知られずにこっそり取りがちな隠れ手数料
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【詳細版】留学エージェントが留学生に知られずにこっそり取りがちな隠れ手数料
留学エージェントをカテゴリ別けする際に「無料エージェント」と「有料エージェント」があります。
無料エージェントの定義は留学手続きや留学に付随するサービスを実費で提供し、留学生から手数料を貰わないことです。
オーストラリア留学エージェントYAC Agencyは「無料エージェント」として運営しております。
代表の山田が留学した際は殆どが「有料エージェント」でそこにたっぷり手数料を支払って留学した経験から、帰国後の2005年に「最低限の費用でしっかりとサポートを提供できる留学エージェント」を創りました。
当時はまだ日本には無料エージェントは数えるほどしかなかったのですが、現在は半々くらいでしょうか。随分一般的になったものです。
ただし一口に留学エージェントといっても特別に法律で規制されているわけではありません。
学校の入学手続きだけをやっていても留学エージェントを名乗ることができます。
オーストラリアの学校機関と代理店契約を結ぶには、過去の実績が求められたり、他の学校からの推薦(3校からというケースが多いです)が求められます。
ただ留学生を確保するのが難しいできたばかりの小規模な学校機関やまともなエージェントが勧めたがらないような不人気な学校機関は、とにかくどんな形でも留学生を集めたいので実績がなくとも推薦がなくとも代理店契約を結べてしまいます。
そのため、しっかりとした知識や経験のない一個人が聞いたこともない学校機関のみの手配を自宅でやっていたり、ということも珍しくありません。
酷いケースでは「○○College」という名前の塾をさも学校機関のように案内している留学エージェントもあります。
学校認可がないと質の保証がなく、学校の倒産の際に国からの補償が受けられないのですが、観光ビザやワーホリビザであれば通学自体はできます。
もちろん中には良い塾もあります。留学エージェントが紹介する際に予め学校機関でないことを明示していて、そのメリットやデメリットを説明した上で留学生が納得して選ばれるのであればもちろん何の問題もありません。
また学校の入学手続きは無料であってもビザ申請を代行すると手数料が掛かるという「無料エージェント」もあります。
留学する上でビザがなければいけないので結局手数料が掛かってるじゃないと思いますが、それでも「無料エージェント」です。
契約内容やサポートの範囲をしっかりと把握し、支払うすべての費用に納得した上であれば、無料であろうと有料であろうとどのエージェントを利用されてもいいと思います。
しかし、「無料エージェント」だから安いと純粋に信じていますと、あの手この手でこっそりと余計な費用を払わされてしまうかもしれません。
そこで、今回のブログではタイトル通り「留学エージェントが留学生に知られずにこっそり取りがちな隠れ手数料」を4つご案内します。
1.見積書の換算レートはいくらですか?
実は留学エージェントが円換算する際の為替レートは留学エージェントが独自で決めることができます。
特に学費やホームステイ滞在費など本来ドル建ての金額の記載がなく、すべて円表記になっているお見積書の時は注意が必要です。
留学エージェントが請求書を発行してからお客様にお振込頂き、その費用を海外送金するまでの時間で為替変動が起こります。
その際に受け取った金額より実際に送金する金額が大きくならないようにリスクヘッジのため、実際に銀行に送金するレートに5%程度上乗せすることが多いです。
しかし稀にリスクヘッジの範疇を遥かに超える20円以上も上乗せする留学エージェントも存在します。(お客様から見せて頂いたお見積書で知りました。)
さて仮に実際の海外送金レートがA$1.00=80円の場合で3ヶ月の学費と1ヶ月の滞在費が$5,000だったとすると、5%上乗せされていると20,000円、20円上乗せすると100,000円もの差が出ます。
そしてそこで出たその差額はすべて留学エージェントの利益となります。
手数料無料で謳っていても為替でこっそり手数料を取ることに関しましては、残念ながら規制する法律もありません。
為替レート、特にオーストラリアドルのレートは興味が合って調べていたり、外貨預金やFXなど為替に触れた生活をされていない一般の方は1円単位で把握できていることは無いと思います。
私も今の中国元や南アフリカランド、トルコリラがいくらくらいなのかはサッパリ分かりません。
しかし、その1円単位の違いで留学費用が、数千円、数万円、数十万円の差を生みますので気を付けてチェックしてください!
尚、YACでは三井住友銀行の当日TTSレートをそのまま自社レートとして設定しており透明性を保持しています。
為替レートは下記リンク先(外部サイト)からご覧いただけます。
[外国為替情報:三井住友銀行]
https://www.smbc.co.jp/market/
だからYACをご利用頂きますと同じ学校の同じコースに通学される際はどこの会社よりも安くなります。
◎余談ですが山田は留学した際に、オーストリアの適正な為替レートを知らずA$1.00あたり15円上乗せされていました。
それを帰国後にYACを設立したタイミングで知りました笑
2.海外送金手数料とは?
無料エージェントであっても純粋な学費や滞在費の他に「海外送金手数料」などの名目で費用が計上されることが多いです。
海外送金手数料は銀行に支払う手数料で手続きに必要な費用として4,000円~8,000円程度が相場です。
留学生が学校から直接請求書を受け取って銀行に出向き、海外送金の手続きを行っても掛かる費用なので一見正当性があるように見えます。
個人で運営しているような小さい留学エージェントであれば別ですが、企業として運営していて、毎月に何十人、何百人単位の学費や滞在費を受け取っているのであれば、それぞれを個々に日本の銀行から直接学校機関に毎回振り込み手続きを行っているというのは流石に不自然です。
YACを含め一般的な留学エージェントの場合はオーストラリアに銀行口座を持っており、そこにまとめてお預かりした学費や滞在費を海外送金しますので、発生する海外送金手数料は「留学生の人数=振込手数料の回数」ではありません。
仮に100人分まとめて海外送金を行っているとするとお客様からお支払い頂く「海外送金手数料」は1件5,000円だとして、495,000円がエージェントの利益になります。
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5,000円(お客様から頂く海外送金手数料)×100人(お客様の数)-5,000円(実際に送金する1回分の海外送金手数料)
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もしも実際には払っていない海外送金手数料が請求されていたとしたらそれはただの手数料です。
留学全体の費用からしたら5,000円はそこまで大きな金額ではないかもしれませんが5,000円は小さい金額ではありません。
せっかく一生懸命貯めたお金はできるだけセーブしましょう!
3.通信費とは?
YACがオープンした14年前は学校によっては願書提出が国際郵便だったり国際FAXだったり、学校の担当者に国際電話で連絡するのに1分300円くらい掛かっていた時代がありました。
この時代は確かに大きな費用が掛かっておりましたので、留学手続きで学校機関などに連絡する費用として通信費は一般的であり、留学エージェントによってはそれをお客様に負担頂くという会社も珍しくありませんでした。
しかし現在学校への願書提出はオンラインもしくはメールで無料、学校担当者とのミーティングもZOOMで無料、もしも国際電話をしたとしても1分20円程度で掛かる経費は知れたものです。
もしもお手元のお見積書にこの項目があった場合はそれは手数料ですので要注意です!
4.申し込みの際に外せない項目はありませんか??
留学するためには学校の入学手続き以外にも学生寮やホームステイなど最初に滞在するお家の手配、空港到着時の送迎の手配、ビザの申請、航空券の予約手続き、海外旅行保険の加入、現地の銀行口座の開設、現地資金の両替手続き、現地で使う携帯電話の手配など様々な手続きが必要になります。
留学エージェントによっては学校の入学手続き以外の手続きに関してもそこのエージェントで行うことを必須にしているということが珍しくありません。
それ自体は契約前に明示してさえいれば留学生の考え方次第ですので問題はないのですが、その必須で申し込まなければいけない手続きの方で多くの手数料を徴収しているケースを散見します。
例えばホームステイが自社契約のみで相場を大きく超えていたり(ホームステイの相場は1週間あたり350ドル(約33,000円)程度)、航空券の予約手数料が凄く高かったり、ビザ申請の代行手数料が非常に高かったりということが挙げられます。
他には海外旅行保険が留学生が加入するには、強すぎる保険金額の設定になっていたりです。(保険料の安い保険タイプを載せないパンフレットを使っている)
留学エージェントは保険代理店を兼業していることが多いのですが、留学生に案内する保険にも拘わらず死亡保険が5,000万円を超えているものを平気で販売している代理店もあります。
留学生に保険タイプを比較検討してもらった上で死亡保険5,000万円の保険を選ばれるならもちろん良いのですが、YACでは18年に亘り保険の案内をしていますが死亡保険5,000万円の保険タイプを選ばれた留学生は数えられるほどしかおりませんでした。
当然保険金額を上げれば上げるほど保険料が上がり代理店の収入も大きくなりますが、多くの留学生は家庭を支えている訳ではありませんのでそこまでの保険が本当に必要なのでしょうか。
海外旅行保険も1年間ともなると結構な金額になります。必要のない保障のために5万円も10万円も多く払わないように契約前にしっかりと確認をしておきましょう。
いかがでしたでしょうか?
ぜひお手元の見積書と見比べてみてください。
ただ、お見積書は各会社によって書式も項目もバラバラです。
見てみてもよく分からなければ他社さんのお見積書であってもご説明しますのでYACの担当プランナーにお気軽にご相談頂けたらと思います!