本当にホームステイしたいですか?(後編(3/3))

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本当にホームステイしたいですか?(後編(3/3))

ホームステイを成功させるためのコツは3つだけです。

1. 自分を受け入れてくれたファミリーを愛し、積極的に「ファミリーの一員」として振る舞いましょう。

そして何でもよいのでファミリーとしての自分の役割(皿洗い、ペットの散歩、トイレ掃除、赤ちゃんの世話など)をもちましょう。
これによりゲストではなくファミリーとして扱ってもらえるようになりますし、留学生もゲストではないという認識を自然に持つことができます。

2. 通学に1時間掛かることを時間のムダと感じるのではなく、自分の意志では選ぶはずがなかった郊外での生活、現地の人と同じようにバスや電車を利用していることを楽しみましょう。

日本では考えられないほどの(何にもないのに)大幅な遅れがあったり、バスのドライバーがルートを間違えたり、電車がストライキなどで運休になったりと、何らかのトラブルが間違いなく起こります。それについて「いつものことね」と騒がない生のオージーのリアクションに触れてギャップを楽しみましょう。

3. 分からないのにYESと言わないようにしましょう。

英語が苦手な場合、これはすごく大事なことです。
分からなければ何度でも聞き返し、それでも分からなければ紙に書いてもらいましょう。
YESと言ったことによりホストは理解したと勘違いし、後々から大きなトラブルを招くことになります。
ホストとしては「言ったじゃない!」だし、留学生にとっては「聞いてない!」になります。

もちろん、その場はYESと言った方が楽ですし、癖になっているかもしれません。
何度も聞き返すのはお互いに面倒かもしれませんし、ホストによっては困った顔を見せるかもしれません。しかしながら、知らず知らずのうちに嘘をついてしまうことによる大きなトラブルを防ぐことができます。

また日本人は喜怒哀楽の表情が非常に読みにくいと云われます。いつもより2倍大げさに感情を表情に出しましょう。

以上を実践されれば少なくとも「良い経験」にはなります。

筆者自身は留学生の頃、ホームステイの経験がありますが、次に同じ機会があれば間違いなく学生ハウスを選びます。
しかし本当に経験してよかったと今でも思っております。

なぜなら日本人としての自分を客観的に見ることができ、これまでの日本の常識であったり価値観だったりを大きく揺さぶることができたからです。
また、ホームステイでの生活については、珍しい経験として必ず話しのネタになるということも大事な要素です。
これはステイ中に素晴らしいと感じた場合でも、最悪と感じた場合のどちらであっても、です。

3編によってお届けしましたが、いかがでしょうか。本当にホームステイしたいですか?
結論というにはとっても雑ですが、興味があればやってみて、そうでなければやめておきましょう!

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